ファンの声


師匠の落語を生で見たのは、北野天満宮のもみじ寄席の「火炎太鼓」。以来すっかりファンになってしまい、繁昌亭での福岡県人隊なども寄せてもらいました。小さい体が舞台の上でダイナミックに動いて、あれよあれよと引き込まれて、時空を超えて、江戸にトリップしてました。古典はもちろん、新作落語の「温泉宿」のおばあちゃんがお見事で、ずーっと笑いっぱなし。お腹が筋肉痛になりました(笑)。

 

師匠のそばで、何度かご一緒させて頂いたことがありますが、師匠がいるだけで、場が和むんですよ。

ある時打ち上げで、悪口大会になりそうな雰囲気になった事があったんです。それをさりげな~く別の方向にもっていって、自然にその話が楽しい話題に変わっていったんです。横で聞いていて、ほぉ~と内心感動しておりました。否定するでも、批判するでもなく自然に。いや、すごいなぁと。人間力すごい、人生の達人やなぁと。普段も悪口や愚痴を言ってる所は見たことがありません。

誰に対しても態度が変わらないし、私のような年下の人間にも丁寧に接してくれますし、温かみというか、さりげないやさしさを感じます。こんな方、なかなかいないです。本当に魅力的で。師匠から気づかされること、学ぶことは多くて、ついていきます!って思いましたね。

 

想像ですけど、きびしい下積み時代から、自然と気配りのしかたや、話し方を学んできはったんちゃうかな。師匠は、人としてこうありたいな、という理想像の一人です。落語がすごいのはもちろん、人間としての深みを感じます。みんなが師匠のコミュニケーション力を学んだら、世界は平和になると思いますよ。

(Nさん・京都)


師匠の落語を初めて拝見したのは、YouTubeでした。

それから、実際寄席に行ってみてびっくり。生の落語は、テレビやCD、ネットで聴く落語とはまったくの別物だと思いました。

それ以来、すっかり落語にはまってしまいました。ライブの緊張感、迫力、客席の一体感がたまらなかったのです。

師匠は、実際見るとほんまにちっちゃい(笑)。ですが、舞台の上では大きく見えるし、話に引き込む力がすごい。

師匠の怪談噺っちゅうのはすごいんです。師匠の繊細な情景描写と、身振り手振り、それに加えて舞台装置や照明、鳴り物でこんなに奥深い表現ができるのか、と驚きました。

それにしても、団四郎師匠の語り口。一言一言、噺が進むに連れて、不穏な雰囲気に…。ドキドキハラハラが波のように押し寄せます。ちょっとした違和感や心細さが積み重なって…ラストシーンで!!! あ~もう!ほんまに怖かったぁ~(涙)

(Yさん・大阪)